LEGLABO 講師ブログ
題名の通りですが、英語が「つかえる」人ってどんな人でしょう???
何となくですが、
「ネイティヴのような発音で、欧米人と流暢に英会話を楽しんでいる人」
あたりが思い浮かぶのは気のせいですかね・・・(^_^;)?
もし、イメージされた「つかえる人」像が上記の内容とある程度似ていると思われた方は、一度以下の問いにも少し考えてみてください。
「ネイティブのような発音」とは、
「どこの国」の、あるいは「どこの地方」の、「どのような発音」のことなのでしょう???
改めて、こう聞かれると「そんなん知らんがな」と思われるかもしれませんし、一方で、日本の英語教育は米語(アメリカンイングリッシュ)に基づいているため、アメリカ人の発音をイメージされたかもしれません。
が、
そうなると、「ネイティブのような発音」という定義にはカナダ人やオーストラリア人、ニュージーランド人、それにイギリス人の発音は含まれないのか?というツッコミが入るわけです。
恐らく大半の方は、改めてこう聞かれると「いいえ」と答えるでしょう。
ところが・・・です。
例えば、日本人の英語教師が授業中に、
todayを「トゥダイ」
oftenを「オフトゥン」
tomatoを「トマト」
などとうっかり発音しようものなら、下手をすると生徒達から(あるいはたまたま授業参観をしていた保護者の方から)
「あの先生の発音、なんかヘンやで」
とか
「あれ、発音ヤバない」
といった不名誉極まりない烙印を押されかねないこともあるわけです。
実際、これらの発音は上記の国々で暮らす正真正銘のネイティブスピーカーが口にする発音であるにも関わらず・・・です(^_^;)。
もう少し考えてみましょう。
次の質問です。
英語が「つかえる」人と言うからには、ネイティブのような発音ができないといけないのでしょうか?
「いけないのでしょうか?」(^_^;)
今回は、先ほどの問いに比べると、答えに少し時間がかかるかもしれません。
もし回答に迷われた場合、次のように尋ねられたらどうでしょうか??
英語が公用語として使われている、フィリピンやインド、シンガポールの人達は英語が「つかえない」のでしょうか?
もちろん答えは「否」ですね(^^)。
ただ、その一方で、
「ヒングリッシュ(インド人の話す英語)」
とか
「シングリッシュ(シンガポール人の話す英語)」
という言葉があるように、彼らは日本人がイメージするネイティブ・スピーカーの発音とはかなり異なるアクセント(なまり)で英語を話すのもまた事実です。
ということは・・・彼らの話す英語はおかしな英語なのでしょうか?
彼らの話す英語は間違った英語なのでしょうか???
【つづく】
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