LEGLABO 講師ブログ
先日ある中学生が学年末考査の結果とともに何気なくつぶやいていたコメントがなかなか興味深いものなので、それについて書いてみます。
曰く、今回の学年末考査では、ただでさえ問題数が非常に多くて時間が足りない状態だったところに、最後の大問3問がすべて実力問題であったのと、且つ、それが全て読解問題であったため、かなり多くの生徒がほぼ白紙状態で出していたそうです。
で、その生徒の答案用紙を見てみるとちゃんと全問埋められていたので、
「君はできてるやん」
と伝えたところ、
「実際は時間がほとんどなかったのでほぼ飛ばし読みでカンで書きました」
とのことだったのですが、これ、うちの生徒でよく言うセリフでもあるのですが、本当に飛ばし読みで、文字通りカンで解いたとすると正答率は大体20〜30%あたりになるのですが、その生徒の答案はほぼ満点であったわけです(複数形のsとか大文字小文字とか、まぁこういうケアレスの失点はありますが、内容に関わる問いは全てパーフェクトでした)。
この生徒に限ったことではないのですが、こういう結果を見ると、
「多読の成果が出てるなぁ」
と思うわけです。
うちは別に多読専門塾ではありませんので、いろいろな英語指導のアプローチの1つとして授業やサポート指導の中で、多読も取り入れているので、実際に多読のみでやった場合、最短でどれぐらいの成果が出るのかは正直謎ではありますが、 1年スパンで継続してみると、確実に力がついてきているのがわかります。
何よりもLEGLABOの多読指導の基本方針の1つは
「易しい」ものを「たくさん」読む
ですので、生徒たちは多読において消化不良を起こすことが基本的にはありません。そして消化不良を起こさないのであれば、継続しさえすれば、確実に力はついていきます。
特に英語初学者や英語に苦手意識を持つ生徒、英語アレルギーの生徒には文法問題集をやらせるよりずっと健全で確実な指導法の一つだと思います。