LEGLABO 講師ブログ

イギリス便り〜イギリスの鉄道〜

みなさん、こんにちは。教材開発担当の杉原です。

前回に引き続き、イギリスの交通手段についてもう少し紹介したいと思います。

前回の記事でも書きましたが、イギリスは車社会であり、車を利用する人が多いせいか、それほど鉄道が混む印象がありません。通勤時間であっても日本の首都圏のように殺人的なすし詰め状態はもちろんのこと、満員電車になることもほとんどありません。

また、日本にはたくさんの鉄道会社がありますが、イギリスの鉄道はBritish railwayの1社のみです。ですので、どの電車に乗るか迷うことはないでしょう。

私はイギリスのバース(お風呂の起源になったところです)という町に滞在しており、ロンドンへ行く電車は一時間に2本という状態で、あまり、というか、日本の感覚で言うと、相当本数が少ないと言えます。し・か・も、電車がキャンセルになろうものなら1時間電車を待つことになります。これ、日本人の感覚からすると、電車がキャンセルになるという状態自体が、全くもって理解不能ですよね・・・(^_^;)。それと同じように、恐らくイギリス人からすると、日本の鉄道のように1〜2分の遅れでお詫び車内アナウンスが流れること自体がもはや異次元の話であり、全くもって理解不能の世界かと思います。

また、日本では通勤電車で席の予約することはありませんが、イギリスには予約席が確保されており、予約席には「予約席(Reserved)」と書かれた札が座席の上にちゃんとかかっています。

イギリス鉄道車内

 

鉄道の座席です。前向き、後ろ向き、4人席があります。
 

また、駅の改札口では切符を通しますが、小さな駅だと改札口すらないこともあり、そんなこんなで、電車内でも切符の確認がたまに行われます。

あと、イギリスの鉄道では座席から少しはなれたところに荷物置き場や自転車置き場が設けられています。折りたたみ自転車で通勤しているイギリス人もしばしば見かけ、自転車を電車に持ち込むことはイギリスではごく普通のことです。当初一番おどろいたのが、電車のドアは手動で開けなければならないことでした。しかも、内側からは開けることができず、窓を開け重いレバーを下に引いて外側のドアを開けます。

イギリス鉄道レバー

 

 

中から外のレバーを引き、ドアを開けます。

 

上でも述べたようにイギリスでは電車に自転車を気軽に持ち込めたり、サイクリング用道路があったりで、自転車が利用しやすい環境が整っています。また自転車は車と同じ道路を走らなくてはならないため、歩行者にとっても安心です。

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