LEGLABO 講師ブログ
教材開発担当の杉原さん(in UK)による不定期発行のイギリス便り、今回は景観についてです!
イギリスではロンドンのような都会でも町の至るところにすばらしい歴史的建造物を目にします。これら歴史的建物は、イギリス人の文化や歴史を大切にする価値観によって守られてきています。
また、景観を守るための法律である、景観規制があり、許可なく建物を建てたり看板を立てることができません。
よって日本のような高いビルもあまり見かけません。日本の東京スカイツリーは634メートルあるそうですが、イギリスの一番高いビルでも304メートルだそうです。
日本では道路で上を見上げると、たくさんある電柱と配線が目に入りますが、イギリスでは景観を壊すという理由から禁止されているようです。日本では当たり前のようにあるネオンで町をにぎわす広告も、イギリスではほとんど見かけません。
また、許可なく家の外観を取り壊すことができないことから、古くて趣がある建物でも家の中に入ると現代風デザインになっていることがよくあります。
私の住んでいる町バースは歴史的建造物が町中に広がっており、大変美しい町です。
バーススカイラインというウォークパス「Walk Path」が町の至るところにあり、丘の上を登ると一面に広がる町の中心部が見渡すことができます。
イギリス人の文化や歴史を大切にする価値観により、私たちはこれほどすばらしい景色を楽しむことができるのですね。
バーススカイラインの写真
天気のいい日は多くの人々がウォーキングをします
立ち並んだ一連の建物は外観を大切する価値観から生まれたものであります