LEGLABO 講師ブログ

やっぱり中学レベルの文法が全ての基礎土台になる

「中学レベルの文法」とだけ聞くと、人によっては「簡単」で「誰でも分かる」という印象を持つ人もいるかもしれません。
私も中学生のときに母に、「英語は得意な方だよ。」と言うと、「中学生の英語ぐらいみんなできるよ。」と一蹴されたのを覚えていますが...^^;

こういう仕事をしていて、自分自身も英検やTOEICを普段から受けている身からすると、本当に中学レベルの文法はめちゃくちゃ大事です。
中学レベルの文法が「本当の意味で」理解できていれば、その後の学習はグッと楽になります。

「本当の意味で中学レベルの英語を理解できている」=「定期テストで点数が取れている」というわけではないです。
定期テストは特定の文法の範囲だけを聞かれるので、極論テスト範囲になっている文法の形さえ覚えて、あてはめられるようになれば点数が取れることも多いです。
今の定期テストは必ずしもそうではなく、応用力が求められることも増えているのでもちろん一概にそうだとは言えませんが...。

「本当に理解できている」というのはその文法の英語の形や日本語訳だけでなく、どのような場面でその文法が使われるのか、どのようなイメージを持っているかまで分かっていることだと私は思っています。

例えば、「現在完了」という文法事項であれば、「have + 過去分詞」という形で「since」や「for」と一緒に使われているなら「ずっと~している」という意味になる、といった知識だけでなく(もちろんこの知識も大事)、現在完了は「過去」+「現在」のイメージがあり、過去のことが現在にも影響を及ぼしていることを表す...といったことまで分かっているかどうかです。

ここまで詳しくなくとも、それぞれ文法が持っているイメージや使用場面は分かっておくといいと思います。
こういったことが分かっておくと、長文の解釈にも役立ちます。

意外と「現在形」や「過去形」など超序盤で習う文法も、このイメージや使用場面が実は理解できていないことも多いです。

 高校になると文法のレベルは大きく上がりますが、中学レベルの文法がしっかり分かっていると、既習事項と結びつけて考えて理解できることにも繋がりますし、「だからこうなんだ」と納得感を持って学習できることにも繋がります。

 もし中学レベルの文法が分かっていないと...。言わずもがな、です。
土台ができていない状態でハイレベルなことをやっても全く理解できなくなってしまいます。

「高校から英語につまずいた」という人はおそらく中学レベルの文法を本当の意味で理解できていないケースも多いと思います。

「中学レベル」だと侮らずに、イメージや使用場面も意識して勉強してみてくださいね。
「よく分からん」という人は先生たちにぜひ声をかけてみてください^^

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