LEGLABO 講師ブログ

英語「で」何ができるか?

『英語「が」できることも大事だけど、英語「で」何ができるかも大事だ』というのはしばしば耳にしますよね。

 私は留学していたときに、それを強く感じました。

 同じ留学生同士や現地の人と話すとき、「自分が大学で何の勉強をしているか」という話題になることがよくありました。
他の人は、「看護を学んでいる」や「物理を勉強している」、「生物学の研究をしている」、「薬剤師になるために勉強している」など、明確に出てきます。

私は国際系の学部で、英語でプレゼンをしたり国際情勢について学ぶこともありましたが、留学前の授業ではエッセイライティングやTOEFL対策のために英語そのものを勉強することが中心でした。
それゆえ、「大学で何を勉強しているか」という話題になったときは、「自分は英語を大学で勉強している」と答えていました。

ですが当時は、そのように「英語を勉強している」と話すのに気が引けてちょっと恥ずかしいと感じていました。

他の留学生は「英語+α」で自分の専攻科目を勉強していますし、現地の人は英語は話せることが前提で自分の専門分野を究めています。
そんな中で英語しか勉強していなくて、その英語もここでは全然上手じゃない、という自分に引け目を感じてしまっていました。
同じ学部から留学に来ていた友人も同じようなことを言っていたので、英語を話すのが当たり前の国に身を置くと英語を専門で勉強している人は似たようなことを感じるのだと思いました。

その経験もあって、「英語+α」できることが大事だと思うようになり、大学卒業後は違う業界で働くことにも繋がったのだと思います。(その後結局、英語関係の仕事に舞い戻ったわけですが...笑)

相手と対等にコミュケーションを取るための基礎土台として、英語そのものを学習することは必要ですし、私も仕事としてそのサポートをしています。
ただその中で、「英語を学習することで何を達成したいのか、何ができるようになりたいのか」という視点は大切だなと思います。
LEGLABOに来ている皆さんは、受験で合格することが達成したい目標だとは思いますが...。

特に語学系や国際系の学部に進みたいと思っている人や、そういった学部で勉強している人はこのことを意識しておくと役立つんじゃないかなあと思います^^

語学は、その言語が母語でない地域では「話せること」そのものが価値になることも多いですが、その言語が母語の地域では「話せること」は「当たり前」なので、語学だけが強みだと環境によってはしんどくなってしまうかもしれません。
語学以外のことで、趣味レベルでも全然いいと思うので何か自分の「軸」になるものを持っていると、色々とメリットがあるのではないかと思います。

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