LEGLABO 講師ブログ

英語でスピーキング

授業中にもスピーキングの練習をよくするのですが、うちは基本的にいきなり難しいことはしゃべらせません(まぁ帰国子女とか幼い頃からバリバリやってきた子は別として普通の日本人の生徒はそれだと喋れません)。
(あ、ちなみに親御さんの世代ではまだまだよくあることとして、スピーキングというといきなり敷居が高そうに思うかもしれませんが、今や普通に学校でもやってますし、また、スピーキングなしでのライティング活動もあまり意味がないかと思うので、「先生、うちの子、英語全然できないのにいきなりスピーキングとか無理ですわ・・・」という心配も御無用です)

いきなりちょっと脱線しましたが、なぜ難しいことを喋らせないかについてですね。。。端から英検や何かの試験対策が頭にある親御さんからすると過去問を使ってやってほしいと思われるかもしれないんですが、それはあくまでも自分のことがすらすら少なくとも最低1分はノンストップでしゃべれるようになってからでないとあまり意味がないからです。

ちょっと考えてみれば自分のことですら思うようにしゃべれない子に社会問題や国際問題を語れと言うのはかなり滑稽な話ですよね?
もちろん、真面目系の中高生で意識が高い子なんかは、英検の上位級の対策本を片手に、そこに掲載されているモデルアンサーを丸覚えして、それをアウトプットさせるような「特訓」にもなんとかついていくかもしれませんが、まぁ普通の中高生はそれではついていけないでしょう。途中で挫折するはずです。

そうではなく、まずは自分に関する事柄を自分の言葉ですらすらとよどみなくある程度の時間ノンストップでしゃべれて、且つそれを今度はスラスラと書いてみるというアウトプットをある程度こなした上で、少しずつ話すテーマを自分から遠ざけて周りの人のことや、普段生活している地域社会のこと、さらには日本社会全般に関すること、そして最後がグローバルなテーマへと広げて行くことが基本的な王道パターンだと思います。

新しく入ってきた生徒なんかは最初にちょっとスピーキングをしてもらってそれで大体どのレベルからのお題で始めていくかを決めています。まぁ大体普通は自分の事柄から始まるのが一般的ですが、そこをしっかりと喋れるようにしておくと後々スピーキングやライティングに対する抵抗はかなり減ると思います。

これからの社会、いつなんどき英語で自己紹介を1分程度で・・・と振られることもあるかもしれませんしね!(^^)
LINEでのお問い合わせはこちら
LINEでのお問い合わせはこちら