LEGLABO 講師ブログ

安定感

LEGLABOの生徒で、私がその子の英語力にある程度の信頼を置いている生徒というのは、ほぼ例外なくシャ読(多読&シャドウイング)を続けている生徒です。


ところが、そういう生徒が必ずしも定期テストの点数が良いか?という話しになるとこれがまた別問題でして…(^^;)

もちろん定期考査で文句なしの成績を取ってくる生徒もいるのですが、必ずしも皆が皆そうというわけでもないわけで、このあたりが面白いなぁと思うわけです。

もちろんそうかと言って、とんでもない点数を取ってくることはそうそうないのですが、具体例で言うと82〜84点みたいな感じです。このビミョーな感じ、わかりますか苦笑?親御さんから見ても決して「悪い成績」ではないのですが、かと言って、大変満足みたいな成績でもないという、なんかこう中途半端な点数なわけです。決して口にはされませんが、なんとなく聞こえてきそうなのは「あんた、レグラボで英語がんばってるんやから、もう少し(=95点ぐらい)取れへんの?」みたいな感じですかね…。

たまにそのあたりを心配されてご相談に来られる親御さんもいらっしゃるのですが、基本的に私の中である程度その英語力に信頼を置いている生徒に関してはどの場合も「大丈夫ですよ」と伝えています。

で、結局、その後のその子の成績を見ていると「大丈夫」になっています。

シャ読はどうしても「お勉強」的要素がかなり低い英語学習法なので、やってる本人はあまり「勉強をしている」という認識がなく、従って確実に身に付いている自分の実際の英語力を自分であまり実感していないことが多く、結果、自分の英語力に対する自己評価があまり高くなかったりすることがあるわけです。

自分の成績に対する自己評価が高くない生徒というのは、だいたいテストを解き終わると、見直しもせず寝たりします。寝るところまでいかなくても、見直しなどもしません。こういう行為は全て「良い点数を取りたい」という意識がベースにあって初めて出てくる行為であり、例えば「自分は勉強がデキる」という自己評価を持っている生徒などは言われるまでもなく呼吸レベルでやる行為でもあるわけです。

でも、実際には着実に実力はついていっているので、なんらかの拍子で受けた実力テストや模試で定期考査以上の成績を取ったりすると「え!?」みたいな衝撃が走り、「モシカシテ、オレ/アタシッテ、エイゴデキルコ?!」みたいな認識の大転換が起こるわけです。

こうなると成績は大分安定してくるようになります。

こちらでシャ読をしている中学生の中にも50万語を越えてくると大分安定感を感じられるようになります。

定期考査、イマヒトツやな・・・ましてや実力テストや模試なんて・・・と思われている方、意外と解決策は全然違うところにあるかもしれませんよ。

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