LEGLABO 講師ブログ
英語を学び始めた時に最初に教えてもらうのが挨拶かと思います。
How do you do?
恐らくかつては中1の最初の頃に習っていたフレーズかと思いますが、最近は教えないようですね。ただ、中学校でがっつり教えられてた時代も今の時代も、生徒にHow do you do?と聞いてみると
Fine.
とか
Fine, thank you.
あたりが返ってきそうな予感がするのはあまり変わらないような。。。
現在小・中学生のお子さんがいらっしゃる親御さんの時代ですと、このHow do you do?はNice to meet you.と合わせ技で教えられたかと思います。
Nice to meet you.と挨拶されたら、Nice to meet you, too.と
How do you do?と挨拶されたら、How do you do?と返しなさいと教わったかと思いますが、なぜ「初めまして」が2つもあるのか?と疑問に思われた方も多かったと思います。
で、一応その素朴な疑問に対する答えとして、「Nice to meet you.は米語であり、How do you do?は英語である」といったようなまことしやかな説明を受け、以前留学先の大学を決めるべくロンドンの大学のオープンスクールに参加した際に、私のキャンパスガイドを受け持ってくれた女子学生に開口一番、How do you do?とかましたのはこの私です(-_-;)。
「え・・・このひと、今How do you do?って言いよったで」
みたいな顔で一瞬引きながらも、一方でアジア人丸出しの私のルックスを見て、笑顔を作りなおし、敢えて、"Nice to meet you!"とにっこり挨拶をしてくれた、あの女子学生の表情は今でも覚えています。
・・・イギリスでもNice to meet you.なのか??
このわだかまりが残っていたので、キャンパスツアーの中でその女子学生とも少し打ち解けてきたのちに、さっきのHow do you do?に関してやけど・・・?と聞いてみると、
ズバリ「今はもう言わん」とのことでした。「高齢のおばあちゃんとかはもしかしたら使うかもしれないけど、若者は絶対に使わん」と。
そういう意味で、最近の学校教育でHow do you do?を教えないのはまぁ正しい方向に向いているということなのでしょうね。