LEGLABO 講師ブログ

共通テストの英語、どうやって80分で解く?【Part1】

 以前のブログでも共通テストについて触れましたが、より掘り下げてみようと思います。

 私も一度問題を解いたことはありましたが、「どうやったら80分でノンネイティブの高校3年生が解けるか?」という視点で再度問題にチャレンジしてみました!

 違った視点から再度解いてみることで、解き方のコツや必要な英語力など見えてきたことがあるので、それらをお伝えしていきます!

 まず、80分以内に解くために必要な『英語の長文の読み方』についてです。

 再度解いてみて感じましたが、この文章量は高校生が普通に何も考えずに解いて、高い正答率で解けるものではないと感じました。センター試験とは全く別物です。

 80分以内にこの文章量を解き切って8割以上を目指すのであれば、

「英語の文を左から右へ止まらずに読んでいく」ことが必要になります。

日本語に直さず読んでいく、ということです。

 速く読むための方法として、「スラッシュリーディング」(2~3語で区切りながら、かたまりで日本語に訳していく)を高校受験では使っていた人は一定数いると思いますが、共通テストではこのやり方は個人的にはおすすめではありません。(そもそもスラッシュリーディング好きじゃないのですが...)

そもそも英語と日本語の語順は同じでないので、前のカタマリから日本語にしていくと逆に理解しにくくなります。

かたまりごとに考えるのはアリだと思いますが、その場合は日本語にせずに英語でそのまま処理するのがスピードを上げるコツです。

 関係詞などの修飾関係が複雑な文もありますが、そこまで多い印象はありません。

「複雑な文構造を理解する」というよりは「速いスピードで英文を読んで内容を理解する」ことが共通テストでは求められているように思います。

本文は左から右へ止まらずに読みつつ、問題の答えの根拠になりそうな文はしっかり読んで、日本語で理解するのは全然OKです。

むしろ、チェックすべきところ(答えの根拠となるところ)はしっかり読む必要があります。
ずーっと止まらずにひたすら読んでいく、というわけではないですね。

 この止まらずに英文を読んでいく、というのは「英語を英語で理解する」イメージに近いです。

 例えば、日本語で「教育」と聞くと、教育という言葉の漠然としたイメージが頭に思い浮かびますよね。

それと同じことを、「education」と英語で聞いてできるようになることが「英語を英語で理解する」ことになります。

もう少し詳しく言うと、
「education」→「教育」→教育の漠然としたイメージ ではなく
「education」→教育の漠然としたイメージ といった風に日本語が間に入らないようするのが、英語を英語で理解することです。

 これができるようになると、英語の文を読むスピードは大きく変わります!

 ただ、この領域にたどり着くためには、英文を読む量をたくさん積む必要があります。(いわゆる多読)

 多読するのに使うものは、共通テストレベルのものでなくても、「自分が英語で読んで理解できる」レベルのもので大丈夫です。(絵本などでも)

いきなり難しいものから始めても、英語で理解することなんてできないですからね...。

 1週間に1時間は英文を読む時間、とスケジュールに組み込んでしまうのも一つですね。

これを継続して行うことで、まさに「塵も積もれば山となる」と、英語を読むスピードは格段に上がります。(実際に私自身も体感しています。)

 共通テストで『時間内に高い正答率で解き切る』ために、この「左から右へ止まらずに英文を読んでいく」読み方は必須です。

 その力をつけるための取り組みをぜひ、早い段階から始めてみてください!

 ‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
TOEIC/英検 短期対策講座 新たにスタートしました!
詳細はこちら

LINEでのお問い合わせはこちら
LINEでのお問い合わせはこちら